メモリーについて

メモリー診断ツールの紹介

 メモリーウォッチマンはメモリーの使用状況を監視しますが、ハードウェアの問題を検出することは出来ません。

 ハードウェアの問題については、マイクロソフトのホームページ Windows Memory Diagnostic にてメモリー診断ツールを配布しておりますので、このツールを使用することをお勧めします。

 なお、現在このテストツールは Beta 版のみの配布となっております。( 2004/06/22 現在 )

 高速のデータバスを使用しているユーザーは、ハードウェア上のデータ転送エラーが多いと思います。
 特に、バルクのメモリーモジュールを使用しているユーザーは注意してください。このツールを使用して診断することを強く推奨します。




 このツールの簡単な説明だけします。

 1.先ず、Windows Memory Diagnostic でツールをダウンロードします。 ( mtinst.exe )

 2.次に、空きのフロッピーディスク1枚か、CD−R1枚を用意します。(CD−Rは書き込み環境があること)

 3.保存した mtinst.exe を任意の場所から実行します。(プログラムの指示に従ってください)

 4.実行すると、「Windowsメモリー診断ツール」のソフトウェア使用承諾書が英語で現れます。ソフトウェアを使用することに同意する場合は、「 Accept 」のボタンをクリックしてください。

 5.ソフトウェアの使用承諾をすると、スタートアップディスクを作成するダイアログが表示されます。
  (注)スタートアップディスクとは、コンピュータの電源を入れる前に、フロッピーディスクドライブかCD−ROMドライブにあらかじめディスクを入れておき、OSが起動する前にディスク内のプログラムを実行するディスクのことです。

 6.スタートアップディスクを作成します。

フロッピーディスクの場合
@ ドライブに空きのディスクを入れます。
A ダイアログボックスの「 Creat Startup Disk... 」をクリックします。
B 書き込みを行うドライブの選択画面が現れます。
C 空きのフロッピーディスクを入れたドライブを指定して「 Creat 」ボタンをクリックします。
D プログラムがスタートアップディスクを作成します。

CD−Rの場合
@ ダイアログボックスの「 Save CD Image to Disk... 」をクリックします。
A CD−Rへ書き込むイメージファイルを保存する場所を指定します。(通常は、マイ ドキュメント フォルダなど)
B CD−Rへの書込みソフトを使用してISOイメージファイルをCD−Rへ書き込んでください。
 (注)ISOイメージファイルをそのままCD−Rフォルダへコピーしてもだめです。作成したイメージファイルを書き込むソフトが必要です。一般の市販ソフトが使いやすいようですが、Microsoft から無料で提供されている Windows Server 2003 Resource Kit (英語ページ)内の Cdburn.exe を使用することも出来ます。(ただしこのプログラムは英語版のコマンドラインプログラムです。コマンドプロンプト(DOS窓)より コマンド 入力で実行します。)

 7.出来上がったスタートアップディスクでコンピュータを起動します。

 8.プログラムが実行されますので、メモリーテストをしてください。
  (注)通常は電源投入前にディスクを入れておけば実行できますが、環境によっては実行されない場合があります。大抵の場合はBIOSの設定で解決できますが、BIOSの設定はハードウェアによって違いますので、もし実行できない場合はコンピュータの製造元へ問合せてください。